成長は地球との『相互作用』から

2016年02月24日 12:17

2~3歳までの子供を駆り立てる原衝動は、生ける地球のあらゆるもの(生物、現象、体験、物)との相互作用へ向かわせる。


それにより「火はアッチッチ」や「転ぶとイタイ、イタイ」など、

きわめて実際的かつ日常的な法則を学習する。

肉体的接触が起こるたび、子供の新しい脳に、

それにどう対応したらよいかというパターンが形成される。


これらの学習は、その子の知識構造、世界観へと発展していく。

4~5歳まではこうした知覚体験による脳パターンの構築期が続く。


『発達成長』とは、

内部の原衝動と外界の対応物が相互作用することである。


原衝動は子供を外にある対応物と相互作用するよう駆り立てる。

そのため、必ず外からの対応物がなければならない。


外界の対応物と子供の相互作用が広範囲かつ完璧になればなるほど、

内部で行われる知識の体系化の範囲も広がる。


その体系が大きく広がれば広がるほど子供の能力は高まり、

より多くの対応物と相互作用できるようになる。


そしてついには、

自分自身の活動に対して意志的コントロールが発達し、

後には自身の脳の活動に対してさえ、

意志的コントロールすることができるようになる。